JAVA WORKBOOK


JDBC Encoding Converter ver.1.0

ローカライズされていない JDBC ドライバを日本語対応にする

 


Remote JDBC-JDBC Bridge ver.1.0

JDBC-ODBC ブリッジをアプレットから利用可能にする

 


Tips

1. JDBC Encoding Converter を Java 2 の JDBC-ODBC Bridge で利用するには

Java 2 では JDBC-ODBC Bridge を日本語に対応させるための変更が行われましたが、現在のバージョンではバグのためにエンコーディングの変換が正しく行われていないようです。また、中途半端にエンコーディングの変換を行うため、そのままでは JDBC Encoding Converter を使用することができません。

次に示すように、JDBC-ODBC Bridge に設定するエンコーディングを ISO 8859-1 (注) とし、強制的に JDK 1.1.X のときと同じ変換をさせることにより、Java 2 でも JDBC Encoding Converter を使用することができるようになります。

JDK 1.1.X

Connection con = DriverManager.getConnection(url, user, password);

上の JDK 1.1.X の文を、Java 2 では下のように置き換えます。

Java 2

java.util.Properties info = new java.util.Properties();
info.put("user", user);
info.put("password", password);
info.put("charSet", "ISO8859_1");
Connection con = DriverManager.getConnection(url, info);

(注) JDK 1.1.6 より前は ISO 8859-1 に対するエンコーディング名として「8859_1」が使われていましたが、JDK 1.1.6 以降、「ISO8859_1」という名前に変更されました。以前使われていた「8859_1」という名前も互換性のため最新のバージョンでも使用できるようになっていますが、今後は、JDK 1.1.6 より前の環境で実行することがない限り、新しいエンコーディング名を使ったほうが良いでしょう。また同様に、日本語の EUC に対するエンコーディング名も以前は「EUCJIS」でしたが、JDK 1.1.6 以降は「EUC_JP」になっています。

 


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